従来の日本の企業では社長を引退した後に就くポストであり、その業務内容も社長に比べて、経済団体の役員など社外の業務に取り組むことが多かった。しかし、近年では意思決定機関である取締役会のトップとして会社経営の中心的な役職とする場合も増えてきている。特に、大規模な会社を中心に取締役会長が
最高経営責任者(CEO)を兼務することも増えている。この場合、会長が実質的に会社内の最高権力者となる(
役員 (会社)も参照)。ただ、業界団体など社外の組織の長を兼務する場合、自らの会社の経営は社長などに任せることが多い。
先代社長や創業者など、いまだ実権を持つ者を呼ぶ代名詞としても使われることが多々ある。いわゆるご隠居様の事である。本来の意味では会長といえない場合が多いが、先代社長や創業者などに対して呼びかける適当な単語があまり見当たらない場合が多く、敬称を用い敬意を示す意味でやむなく用いられている側面が強い。他人が会社を継いだ場合は名字で呼べば区別できるが、子が会社を継いだ場合は名字で区別できないし先代や創業者が社長以上の実権を維持していることも多く、取引先等からすれば何らかの敬称で区別する必要性が生じるからでもある。名字と続けて「会長」とつけて、「さん」「君」のような敬称のようなニュアンスで使われることも多い。