先に規格化された
H.261や
MPEG-1、
MPEG-2と同様、
フレーム間予測と
離散コサイン変換を用いた「ハイブリッド型」と呼ばれる圧縮方式である。H.261にあったループフィルタは外され、代わりにMPEG-1で導入された半画素(動画像符号化ではハーフペルと言う)単位での動き補償が導入された。H.263でも、従来の符号化技術と同じく
エントロピー符号化として
ハフマン符号を用いるが、新しくランとレベル、ラスト(ここで言うランレングスにおけるランとレベルである。ラストとは最後の係数であるかを示す)を同時に符号化する3次元可変長符号化(3次元VLC)という技術を導入し、圧縮率を大きく向上させている。この技術を含めH.263で開発された技術はあとで
MPEG-4にも採用された。また、H.263にはBaselineと呼ばれる基本部分に対し、Annexと呼ばれる拡張規格が多くある。これらのオプションをどこまで使用するのかという制限は、互換性を保つ上で非常に重要である。