WavPack は、
WAVフォーマットの8ビット、16ビット、24ビット、32ビット
浮動小数点の音声ファイルを圧縮できる(圧縮後の拡張子は .wv)。また、
サラウンドストリームや高
サンプリング周波数もサポートしている。他の可逆圧縮方式と同様、圧縮率は音源によって変化するが、だいたい30%から70%となる。
WavPackにはまた、「ハイブリッドモード」と呼ばれるものがあり、可逆圧縮ではあるが、2つのファイルを生成する。そのうちの1つは非可逆圧縮された小さいファイル (.wv)、もう1つは補正 (correction) ファイルと呼ばれるファイル (.wvc) で、.wv ファイル単独でも再生できるが、両方を組み合わせると完全な可逆復元が可能である。つまり、可逆圧縮と非可逆圧縮を同時に行える。
David Bryant は1998年中ごろWavPackの開発を開始し、間もなくバージョン1.0をリリースした。このバージョンは非可逆圧縮しかできなかった。間もなくバージョン2.0をリリース。このバージョンも非可逆圧縮であり、
音響心理学的マスキング効果などは利用していない。1999年、バージョン3.0をリリース。圧縮率を犠牲にした高速モード、ヘッダのない
PCMオーディオファイルの圧縮、32ビット
巡回冗長検査による誤り検出などをサポート。その後も開発は続き、バージョン3.xのどこかでハイブリッドモードをサポートした。